速い気体分子を赤、遅い気体分子を青とします。
最初は速い気体分子と遅い気体分子が均一に混ざっているので、左右の部屋の温度は同じです。
ここで、悪魔(今回はプログラム)によって「右の部屋へ移動しようとする青球」と「左の部屋へ移動しようとする赤球」
が偶然扉に近づいたときだけ扉を開けます。扉は軽く、エネルギーを使わずに開閉できるものとします。
こうすることで、いずれ左の部屋には速い赤玉、右の部屋には遅い青玉が集まります。
あら不思議、エネルギーを使用せずに左右の部屋に温度差が生まれてしまいました。
...というのが、「マクスウェルの悪魔」という思考実験です。
参考サイト
https://www.s-ee.t.kyoto-u.ac.jp/ja/summercamp/mindstorms/2012/maxwellsdemon